2024年を多角的にふりかえる会を開催しました。

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今年もふりかえりの12月がやってきた!

毎年5000文字〜10000文字くらいの1年の振り返りを書いているキタキタと一緒に1年を徹底的に振り返ろう!

12/26〜30まで毎日朝9時から1時間1年をふりかえる会をやっていきましょう!もちろんオンライン!

今回もいろいろなテーマを決めてふりかえっていきますので、ぜひイベントページをフォローor キタキタのTwitterのフォローをしておくこと!

https://twitter.com/seizogakuen

なお、直接DMで招待が来た人、令和市民とあそび研究所の参加者の方は無料なので、今のうちに入っておくといいでしょう。入り方はオープンチャットに参加するだけでOKです。

オープンチャット「キタキタの遊び研究所」 キタキタの遊び研究所 【親子で大歓迎!】【学生も! 社会人も!】 親子ごちゃまぜで誰も飽きずに3時間ぶっ通しで無限のバリエーションの鬼ごっこをし line.me

なお、今まで使っていたグループ振り返りツール「Jamboard」が終了。
miroのアカウントを用意しておいてください。

イベント形式

参考として去年&一昨年のワークの例を。

朝9時にみんなで集合。軽い司会進行が入った後、JamBoardのテンプレートを各々コピー。

それぞれのテーマに関して個人ワークで20分ほど記入していく。

その後、各々が書いたものをシェアして「たしかに〜」とか「こういう感じだよね!」をシェアしていく流れになります。

振り返るテーマは以下の通りです。

12/26 2024年概要

Jamboard悲しみ。AIがすごい。

2024年って、どういう年だった?を大きく振り返る会です。
世間でこんなニュースがあった。とにかく自分にとってこれが大きなニュースだった!など、世間および個人ニュースに関しての振り返りをやっていきます。

12/27 2024年に得た資産&残っている資産について考える

金融資本・人的資本・社会資本・物理的な資本を考えよう

ピケティ先生の言うところの「資産」を振り返っていきます。

ここでいう資産は土地・株やビットコインのような目に見えてお金に変えられるものだけではなくて、人脈やスキル、そしてメンタルの領域や自分なりの人に届けられるものについても振り返っていきます。

12/28 2024年、資産をどのようにつかってきたか

持っている資産、活かせました?

27日はどんな資産を得たか?という問いでしたが、この日はその資産をどのように活用できたか?についてです。

どれだけの人に届けられたか?
どんな感じで自分のために使うことができたか?
もっと活用できたものはないか?

そんな感じのことを振り返ります。

12/29 2024年、どんなステージに立っているか

理想の場所にいますか?

ステージ。それは今年がんばり時だったのか?むしろ熟成期間だったのか?華々しく活躍していく時期なのか?

自分の人生において、2024年という1年がどんな影響を与えたのか?与えるのだろうか?について考えていきます。

まずはレベル100の状態を考えて(人間、ある程度幸せだと「これでいいか」と満足して、現状維持に走るため、一旦大きな夢を見ることで今の現在地を確認しておこうという趣旨のワークです。)

次に今年できたことやもう少しできたことを考えていこうといった内容。

12/30 2024年の総括

来年、何してく?



みんな大好き来年の抱負を考える会です。

今年のテーマが「暦で生きる」だったので、それぞれの月でやりたいことを書いております。

集団ワークではこんな感じで振り返っております。

また、これを個人でやりたい!という人は別途追加料金はかかりますが、気軽に声をかけてもらえればと。

イベント概要

【場所】google meet
【時間】朝9時〜10時
【予定スケジュール】
12/26 2024年概要
12/27 2024年に得た資産&残っている資産について考える
※資産とはお金だけでなく、自分自身のスキルなども含む
12/28 2024年、資産をどのようにつかってきたか
12/29 2024年、どんなステージに立っているか
12/30 2024年の総括
【費用】
各回1000円
フル参加3000円
※キタキタの遊び研究所メンバーおよび令和市民は無料

個別相談を希望の方は30分5000円にて承ります。(最低1時間)
【参加方法】
キタキタにDM or 申込フォーム記入

https://forms.gle/SDZ9n61TwFdoE7An6

ふりかえりサンプル

2020年資産確認編
https://note.com/north0318/n/nd3de45ad19a9
2020年資産(お金以外にもスキルなども含む)運用編
https://note.com/north0318/n/n805e680c805b
2020年ステージ確認編
https://note.com/north0318/n/n89eaa98fc245
2020年魔法編
https://note.com/north0318/n/n2f0ed6b768ba
2020年全体
https://www.facebook.com/GyavyHazard/posts/3539438502842840

キタキタのこれまでのふりかえり

ふりかえり(初期)
2012年(高校3年生の12月)
http://blog.livedoor.jp/hoku3373-diaryturk/archives/21816676.html
2014年春学期(大学1年生)
http://blog.livedoor.jp/hoku3373-diaryturk/archives/40578501.html
2014年秋学期
http://blog.livedoor.jp/hoku3373-diaryturk/archives/41660767.html
2014年総括
http://blog.livedoor.jp/hoku3373-diaryturk/archives/42621688.html

ふりかえり(記事スタート)
2015年
http://blog.livedoor.jp/hoku3373-diaryturk/archives/47246672.html
2015年2
http://blog.livedoor.jp/hoku3373-diaryturk/archives/47377379.html?fbclid=IwAR1g1BCAFVYTvtat9sFWmdNCNt9-bbf2R1f4pF1Q5spd30hjUHMO12GSw74
2016年
http://blog.livedoor.jp/hoku3373-diaryturk/archives/50273991.html
2016年年末挨拶
https://www.facebook.com/GyavyHazard/posts/1168295236623857

ふりかえり(東北留学、生月開拓、ホームレス、groundmole)
2017年前期
http://blog.livedoor.jp/hoku3373-diaryturk/archives/51842744.html
2017年年末
http://hoku3373.livedoor.blog/archives/5477159.html
2018年前期
http://hoku3373.livedoor.blog/archives/5609545.html
groundmole和光
http://hoku3373.livedoor.blog/archives/5610672.html
2018年お金
http://hoku3373.livedoor.blog/archives/5610441.html
2018年後期
http://hoku3373.livedoor.blog/archives/5610925.html
Groundmole山添終了
https://note.com/north0318/n/nbdeba4faa28d
2019年ふりかえり(ライブ配信)
https://www.facebook.com/GyavyHazard/videos/2616362598483773/

ふりかえり(婚約〜現在)
婚約
http://hoku3373.livedoor.blog/archives/5617485.html
2019年(本厄)
https://note.com/north0318/n/n1fe400c0ab77
2020年資産確認編
https://note.com/north0318/n/nd3de45ad19a9
2020年資産(お金以外にもスキルなども含む)運用編
https://note.com/north0318/n/n805e680c805b
2020年ステージ確認編
https://note.com/north0318/n/n89eaa98fc245
2020年魔法編
https://note.com/north0318/n/n2f0ed6b768ba
2020年全体
https://www.facebook.com/GyavyHazard/posts/3539438502842840

2021年に印象に残ったこと
https://note.com/north0318/n/n96c8049f8266
2021年ふりかえり全体
https://note.com/north0318/n/n675388afe2d7
2022年ふりかえり全体
https://note.com/north0318/n/n7694b9019535
2023年ふりかえり全体
https://note.com/north0318/n/nb23bf0a91a6c

18きっぷ遠足@知床を開催しました。

概要

開催概要

参加人数8人
8/5 10:00 新千歳空港集合
8/8 20:00 新千歳空港解散
8/10 20:00 大阪駅解散

この旅は、9人の子どもたちと一緒に行われた北海道での特急禁止旅で、挑戦的な内容が詰まった特別な体験でした。テーマは「七つの『何か』に出会うこと」。普段の生活では感じられないような発見や経験が随所にあり、参加者全員が非日常を存分に味わいました。

旅の出発点からすでにその過酷さが際立ちました。特急列車を使わず、フェリーや青春18きっぷを駆使した移動は40時間にも及びました。列車内では、長時間の移動中に広がる車窓の景色が子どもたちに感動を与え、途中で出会う他の旅行者との交流も心に残る体験となりました。

旅の中で訪れた場所の中でも、原生花園駅での体験が特に印象的でした。この駅はオホーツク海に近く、一面に咲き誇る花々が広がる北海道を象徴する絶景ポイントです。事前情報なしでこの場所を発見したとき、子どもたちはその美しさに驚き、大興奮の様子を見せました。このような偶然の発見が旅の醍醐味と言えるでしょう。

また、フェリーでの移動中には、普段と違う環境での共同生活が子どもたちの間に自然なチームワークを生み出しました。限られた空間の中での食事や荷物整理、次の移動準備など、みんなで協力し合う姿が印象的でした。時にはトラブルもありましたが、そのたびに工夫して乗り越える子どもたちの姿に、参加した大人たちも学ぶことが多かったようです。

旅の終盤、疲れを感じながらも達成感に満ちた表情の子どもたちが印象的でした。最終目的地に到着した瞬間、彼らは全員で喜びを分かち合い、写真に収められた笑顔には一人ひとりの充実感が溢れていました。

この特別な旅は、単なる移動や観光ではなく、子どもたちにとって人生の中で大きな学びとなる経験そのものでした。予想外の発見や課題、そしてそれを共有する仲間との絆が、彼らの成長に深く影響を与えたことは間違いありません。これからの未来で、彼らがこの旅をどのように語り、活かしていくのかが楽しみです。

4泊5日1000円で過ごす平戸生月サバイバル合宿を開催しました。

「1日10ドル以下で過ごす人は貧困である」と世界経済フォーラムでも言われているが、そもそも都市の論理だけでこの問題を考えてもいいのかというのは疑問である。

食べるものをある程度自給自足できていたり、家賃を払う必要がなければそもそも1日10ドルでも生きていけるだろう。

もちろん、そんなものは机上の空論にすぎないのかもしれないが、実際はどうなのだろうかと考えてやってみたのが今回の企画だ。

ルールは簡単。4泊5日1000円で生き残れ。 ただし、餓死は避けたいので、米と調味料と小麦粉は支給。サバイバルといえども電気と水道は使える上に、寝床は亡き祖父の家なために屋根と壁がある。

過酷なサバイバル企画であるが、楽しい思い出を作ってもらいたいために1日平戸&生月観光の日も設けておく。

蓋を開けてみたら「ものすごく疲れた!!!でもまた行きたい!!!」という感想多数。なんでだ!!!!

開催場所・生月について

本土最西端の生月のファミマ。
このファミマ、漁協の刺身も買えるスーパーコンビニ

長崎県平戸市が今回の舞台。

美しい自然
美味しい食べ物は本当に多い。
初期のふるさと納税No.1は伊達じゃない

鉄道マニアからは日本最西端の鉄道駅・たびら平戸口駅のある場所としても知られているが、今回ぼくたちが過ごすのは古くより鯨漁を行い、隠れキリシタンの信仰の厚い神の島・生月島。

隠れキリシタン関連遺跡が多数

かつて遠洋漁業が盛んだった地域であるため、パチンコやスナックなどの俗っぽい施設がある一方で、東シナ海を望む西海国立公園の一部でもある非常に自然の美しい島である。https://www.youtube.com/embed/MHSBOrg3iMI?rel=0

生月サンセットウェイ
車のCMでも使われることが多い

また、親子2代にわたり農林水産大臣を務めた金子氏のお膝元であることからなんとこの島は車オンリーで行くことができる。

ゴールデンゲートブリッジのような見た目をした平戸大橋で九州を出て、

全長1km弱のスカイブルーの橋である生月大橋を渡ればこの美しい島に行くことができる。

なお、この島には僕の父型の実家のあり、祖父から受け継いだ土地も2600坪ほどある。

昔、この島でやりたいことやって開拓しよう!!!なんていうクラウドファンディングをしたご縁があり、コロナも落ち着いて来た頃だから久しぶりに開拓合宿を再開したいと思い今回の企画に至った。

隠れキリシタンの島でつくる「最高の夏休み」!2,600坪を使うアイデア募集!

facebookで「やります!!」と告知したところ、ものの1日で定員に達して、さらに企画内容や環境についての説明会を開催しても参加人数は一切減らなかった。

ただの空き家なのに….

なので、ほとんどの読者にとっては「いつ告知していたのかわからない幻の企画」といった様子だろう。

0日目:日本最西端に向かおう

子どもたちとは大阪駅で合流してフェリーで小倉に向かった。

この旅で一番美味しかったもの=リアルゴールド飲み放題
と答えるくらいには人気だった。

名門大洋フェリーは九州へ帰る際によく利用しているが、船内バイキングと広々とした寝床に子どもたちは大はしゃぎ!

「たぶん、今日がこの旅で一番環境いいと思うよ」

シルバーフェリーの2倍くらいの広さがある。布団もあって枕もある
「え?俺たちこんなに使っていいの???」と子どもたち

子どもたちにそう告げた。しかし、子どもたち的にはここ最高!!!!って感じで何も気にしていなかった。

博多うどんは24時間食べられるのが良い。
資さんは小倉うどんだけど。

福岡に到着して、資さんうどんに舌鼓。ちょうど、東京のプレオープンで400人ほどの行列をつくったこともあって、かなりタイムリーな食事に。

アジ水揚げ量日本一の松浦市はアジフライタウンを名乗る。

お昼ご飯は松浦の道の駅にて400円のブリ丼をいただく。

この世で最も美味しい400円。アジフライも分けてあげた。

美味しいものをたらふく食べて生月に到着。

海綺麗ーーーー!!!でかい魚泳いでるーーーー!
と泳ぎ始めて大興奮。透明度、本当にすごい。

晩御飯は道の駅で買って来た魚を捌き、漬け丼にする。

食べれる魚をここでリサーチ

まあ、ここまではただの楽しい旅行だよね。

え?ここに泊まるんじゃないの?

保護者用の家&海用拠点として地元の人から借りた空き家から弊祖父の家に移動。

若干の雲行きの怪しさを感じながら0日目&1日目が終了した。

みんな、寝相があまりにも悪すぎる

この日の使用金額:300円/7000円
(魚代)

2日目:「食べるもの?ないよ。」

この日は早起きした人たちだけで朝から釣りをした。

3匹釣れた

しかし、子ども6人+僕のお腹を満たすには心許ない量であり、さらに保存状態もあまりよろしくなかったために、釣り上げた魚は結局ノラ猫のエサになってしまった。

また、釣りに行かなかった子どもたちはデュエマをしたり、家にあった古い漫画を読んだりしていた。

「キタキタ〜。今日のお昼ごはん何??」
「何もないよ」
「マジ??」

あえて段取りを考えずに何も用意しなかった

「とりあえず、米炊く?」
「オッケー。やり方教えて」

借りた炊飯器と自宅から持って来た炊飯器を使って米を炊く。
そして、これが僕たちのお昼ご飯になった。

「自分たちで食糧確保しないと塩ごはんだよ」

実際、調味料で味噌をもってきていたので、全員ごはんに味噌をつけて食べることになった

キタキ旅あるある
「飯がない」と言われたら本当に飯がない

その他、ある子どもがこっそりもってきていたキュウリをみんなに分け与え始める。味噌キュウリを聞くとちゃんとしたご飯だが、実態は味噌ごはんと大して変わらないのである。

ここ数年で食べたきゅうりの中で一番美味しいきゅうり

その後、海で泳ぎつつ食べられそうな貝を探したり探さなかったりするなかであることに気づく。

「なんか、お腹すかない?」

そういえば、ごはんときゅうりしか食べてない。おかわりはしたものの、やはり何か物足りない。

「おやつない?」
「米に砂糖かけたらおやつっぽくなるかな?」
「それだ」

ここに狂気の限界飯・砂糖ごはんが誕生したのだ

理屈としては、おはぎが小豆と砂糖を練ったものをもち米にすり付けたものだから、小豆抜きでもそれっぽい味がするだろうというもの。

結果として、一口目はなんか美味しいと感じてしまう。

しかし、所詮は砂糖。あとに残るものが何もなく、ただ「甘かったな」というだけ。ある子どもは「持続性がない」といい、ある子どもは「ただ甘いだけで別においしくはない」と。

砂糖で甘味を感じるためには砂糖を食べ続けなければいけない。そんな道理を見つけるに至った。

その後は、「醤油かけたら美味しいんじゃない?」とある子どもが言ったため、それにならって醤油をかけ始める。
理屈としては餅を砂糖醤油につけるアレだが、これが結構ヒット。

砂糖ご飯に足りなかった味の奥行きを存分に感じるに至った。それでも微妙な味。しかし、微妙な味ですら美味しいと感じてしまう不思議。

なお、砂糖ごはんの僕の感想は「酢飯にしたい」だった。この願いは二日後に叶えられた。

そんな砂糖ご飯に懲りたのか、おやつを食べてからみんな積極的に食糧確保に興じ始める。

その甲斐あってか、夜ご飯用の魚を10匹ほどゲット。

ついでにゲットしていた玉ねぎを天ぷらにする。

小魚の唐揚げを食べての感想は「うまい!!!!!!!!!!」
たまねぎの天ぷらを食べての感想は「これ一番うまい!!!!!!!最高!!!!!!」

とのこと。

お店で見かける料理に久しぶりにありつけたことによって子どもたちは歓喜。食事、本当に大事。

この日の使用金額0円
トータル:300円/7000円

3日目:天国の日

実は僕以外誰も風呂に入っていなかった。

というのも、事前の告知どおり、水シャワー以外の入浴手段はなく、子どもたちのほとんどは海で泳いだあとに体を水道の水で洗い流すくらいしか体を洗うという行為をしていなかった。

そんな状況もあって、この日は1日観光デーとして外食解禁かつ温泉解禁。

午前中は島一周ドライブをしつつ、絶景を巡る。

絶景スポット1:塩俵の断崖

生月最北端である大バエ灯台にも行く。

日本一のドライブコース・生月サンセットウェイにも向かう。

2018年にEサイクルで巡ったときに撮った写真
6年ぶりに同じ構図で撮影

ドライブの後、生月町博物館・島の館にて生月にまつわる歴史を学ぶ

小さい頃から何度も訪れている場所ではあるが、クジラの〇〇(ピー)の展示が大変に興味深く、当時の人たちがどうやってそれで「遊んで」いたのかというコンプライアンス的にすごく怒られそうで面白かった。

その後は寺田食堂という地元の美味しいお店で町中華っぽいものを楽しむ。

寺田食堂名物・皿うどん
揚げ麺ではないパターンもある。本当に美味しい。

子どもたちの様子を見て、結構疲れていそうだと判断して湯快リゾート・蘭風で残りのんびりすることに。

国姓爺こと鄭成功の記念館が近くにある
ハンモックと漫画で無限にダラダラできる

名門大洋フェリー以来三日ぶりの風呂。気持ち良くないはずがない。

支給品のお米もかなり少なくなってきたので、この日はパスタの麺と酢を購入。念願の酢飯と適当なきのこパスタが晩御飯となった。

この日の使用金額:800円×7=5600円
トータル:5900円
※博物館入場料およびお風呂代除く

4日目:「たまにマズイ飯をつくる。そうしないと料理は上手くならない」

なんとなく喉が痛い。

あまりにも過酷なもんだから体調を崩してしまったのかもしれない。

この日が一日中生月で過ごせる最後の日。
実質、最終日である。

朝はひたすら貝を拾いまくる。
その結果、かなりたくさんの貝を集めることができた。

しかし、ゲットした貝の中身が奥の方に引っ込んでしまったので取り出すことを断念。一旦冷蔵庫に移して、調理方法を探ってみる。

この日、保温のスイッチが切れた炊飯器の米を食べる。
腐った匂いは特にしなかったが、念のため火を通す。チャーハンをつくろうとした。

しかし、米が思いの外こびりついたし、量が多すぎたので急遽おじやに変更。出来上がった料理を食べて「これは….!」と思ったのでみんなに一言。

「これ、微妙じゃない?」

「わかる!!!わかる!!!」と言い出せなかった何かを解き放つように子どもたちが連呼する。

「食えなくはないけど微妙すぎる!!」
「食べるのが辛い!!!」
「砂糖ご飯の方がまだ美味しい」

作った人が「微妙」と言っているので、ここぞとばかりに罵詈雑言が飛び出す。

「なんでこんなのつくっちゃったの??」

と言われたので、「君がつくらないからだよ!!!」と返す。

「美味しいものが食べたかったら、自分で作り方覚えて作ることだな!!!!」と高らかに演説する。子どもたちは爆笑していた

そのあとに言った言葉が「たしかに」

納得してて笑う。

「ねえ。俺、貝の取り出し方でやってみたいことあるんだけど試していい?」

ある子どもがそう言ったので任せることに。

すると子どもが地面に思いっきり貝を投げつけて叩き割っていた

結果として、身を取り出すことに成功。
この方式で拾った貝をどんどん地面にぶつけてかち割っていくことに。
※このあと、地面はしっかりみんなで掃除した

割れた貝から身を引き摺り出し、酒蒸しにして食べる。大変に美味!!!

暑いので再び海に入る。

台風が近づいているせいか、いつもより波があった。

「あ、これ静岡の海じゃん!」
あまりにひどかったら流石に止めるが、この程度であれば浜松や吉田では普通の波である。

基本的に波打ち際の波かつ周りがテトラポットに囲まれているためどこか遠くに流される心配はなし。

さらに、波打ち際にひたすら流されるだけであることを知っていたので

「ボディサーフィンしようぜ!」

ということで、ひたすら波で遊ぶことにする。

イメージ図。オバマ本人である。
引用:https://waval.net/37607/

最後の海ということもあって、ひたすらはしゃいで遊んだ。
そして、僕はしっかり風邪をひいた。

最後の晩御飯は貝の炊き込みご飯?と余りモノのナポリタン。

ナポリタンは好評。

来ていた保護者から平戸牛を渡されたので肉寿司などを握った。

イメージ

5日目:浮世へ….

こういう企画の最終日あるあるはひたすら片付けに興じること。

毎朝6時くらいに起きて、朝から海に入り、適当にご飯を食べて、また海に入る。

そんな生活のおかげでAbemaで疲弊した気力は一気に回復していた。

しかし、そろそろ自分の好きなものを食べたくなってきたし、お布団で寝たくなったし、1人時間が欲しくなってきた。

理想的な生活の一つではあったが、体調もあまり良くないし、早く帰るに尽きる。

残った食材を食べ尽くし、家主の方との挨拶も終わり、車は福岡に向けて旅立つ。

瀕死だったので、マムシ温泉でしばし休憩。

キッズたちのリクエストで320円の博多とんこつラーメンを食べに行く。

激安ラーメンの中でも屈指の実力を誇るお店だと思ってはいるものの、アナザースカイの今田美桜の回で取り上げられたとのことで妙な箔もついたようだ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

4日目に体調を崩し、瀕死の状態で福岡に帰る。

実家で少し休ませてもらったものの、死にかけなのは変わらず、高速で帰る予定を変更し船で帰宅。

奈良に帰った二日後には東京、最終的に北海道旅に行かなければならないということで、絶食&布団を着込んで全力発汗&冷房&ひたすら寝込むなどして、ようやく体調を回復させることができた。

↓ほぼ1週間後に再会した小学生もいるのがヤバいhttps://note.com/embed/notes/n2168e1bbe21c

北海道旅を終えた後を振り返っても、最も過酷な企画だったと言えるが、ただひたすら海と戯れる日々はとても良かったし、子どもたちもノビノビとできていて楽しそうだった。

「自分たちでなんとかするまで何もしない」

それを徹底した結果、砂糖ご飯なんて奇怪なものも生まれてしまったがそれもいい思い出。

誰からも指図されることなく、必要だと思ったときに必要だと思うことをやる機会って結構貴重なのかもとも思った。

おしまい。
顔を出しOKな彼とは1週間後に岩手で再会することに

次回、春休み??
またnoteで告知するので、参加してみたい!という人はnoteをフォロー。
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【メディア出演】GroundMole和光およびシェア実家の取り組みがAbema Primeで特集されました。

先日、アベマプライムに出演した。

うっかりYahooニュースに載ってしまったことをきっかけにAbemaPrimeのディレクターさんが発見。「新しいライフスタイル」の一つとして「住み開き」が特集されることになった。

しかし、番組内でも多く話題になったのは6年前の住み開き。つまるところGroundMole和光のお話だった。

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期間限定あつ森型フリースクールを開催いたしました。

子育てにおいて、一番むずかしいのは「どこまでやってあげるべきなのか」のライン設定。

当然うまくできないし、思い通りにならないことも多い。自分のやり方とは違うためにイライラしてしまうこともある。

そんなことから「実際にお世話をしなかったらどうなるのだろうか?」と実験をしてみたのが今回のフリースクール。

ありとあらゆる「お世話」を可視化し、それら一つ一つにポイントを支払って利用してもらうスタイルをとった。

続きを読む

【Facebookライブ】#可愛い子には旅をさせよ を開催いたしました。


みなさまの一人旅デビューはいつですか?

仕事柄、いろいろな子どもや中高生に会うのですが、早いうちに他の人がやらないような「旅」をしてきた子どもたちは自分の人生でやりたいことが明確かつ尋常ではない行動力が身についているように感じられます。

小学3年生に単身海外留学をさせたぶっ飛びお母さん・みんみんさんと18きっぷでたくさんの子どもたちと日本中を旅しまくるキタキタが「大人不在で旅をする魅力」について語りました。

お世話しすぎない人・キタくん。愛のある自由奔放な母みんみん

イベントはお互いの他己紹介から始まった。

みんみん:キタくんの 素晴らしいところは「お世話しすぎないところ」っていうのがうちの家族たちみんなの評価で、大体子供に対して、大人って甘やかすか過保護なのね。「トイレ行った?お腹空いてない?あれ持った?」みたいな。大体どこに行っても、子どもは子どもとして扱われるし、子ども自身もそれに甘えちゃうけど、キタくんはちゃんと大人として扱ってくれる。もちろん、本当に対等に接するから「なんで大人なのに自分を子どもとして扱ってくれないの!」と思うときもあるけど、子どもの魂的には心地いいみたいなんだよね。それでも、キタくんは子どもと同じ目線で本気で遊んでくれるのが最高なんだって。

キタキタ:ありがとうございます。僕からみたみんみんさんは「愛のある自由奔放な母」なイメージです。子どもが学校に行くかどうかも本当に子どもに決めさせている、というかそもそも子どもが学校に行きたい!って言ってからどの学校に通わせるかを探すくらいに本当に子どもに決めさせている。でも、それだけ自由にさせていても、県外どころか日本中から自分の子どもにあった学校を探してきて、そこに通わせてあげるような愛の深さだったり、子どもたちの食事に関してもかなり気を遣っているから、ただの放任主義とは違ってポイントでしっかり気を遣える愛のある放任主義なんだろうなぁという印象を持っています。

お世話しすぎないっていうところで僕らは気があったんじゃないかって思います。みんみんさんの子どもたちはみんなしっかり自立しているんですよ。しかも、「もう!お母さんちゃんとしてないんだから!」って言えるくらいに子どもたちと対等に話している。それがいいなぁって見てて思います。

子どもたちだけで旅をするメリット

みんみん:まあ、そんなお互いを褒め合う気持ち悪い時間は一旦終わりにして….(笑)

キタキタ:そうですね(笑)さっそく子どもたちだけで旅をするメリットについて話していきましょうか。みんみんさんの子どもたちはどんな旅をしていたんですか?

みんみん:1番上の娘(今年で25歳)が小学校からの寮生活を希望してて、まず片道3時間乗り換え2回の道を1人で通学することになったんですね。それまで、もう1人電車に乗るのはもちろん、親から離れたこともないっていう 子だったんだけど、それを彼女がどうしてもそこの学校にいきたいからって言って、それを1年やり通したんですよ。その後、やっぱり海外に行きたいって言って、2番目の娘が小2のときに2人でイギリスに行くことに。うちの最寄り駅でバイバイして子どもだけで行ってきたんっですよね。しかも2ヶ月。

キタキタ:それはすごい。

みんみん:もちろん、前の日は「私、海外行くの初めて!しかも 1人で行くなんて!」ってすごい大泣きしちゃってて。そもそもほとんどの子どもは海外に1人で行くっていうのはやってないことってのは黙ってたけど(笑)

だから、次の日に「やっぱり行かない!」って言われるのは覚悟してたけど、やっぱり「行く」ってなって、それで楽しく2ヶ月過ごして帰ってきたときにはもう自信満々よね。私はやり遂げたぞ!って感じで。

キタキタ:そういえば、似たようなことを一番下の息子さんも言ってましたね。奈良の山奥での過酷なサバイバルを2ヶ月やりきった後で。そういう意味で、親元離れて、自分たちだけでやりきったんだ!って子どもとしてはすごく自信がつくんでしょうね。

みんみん:それで「あ、これいいわ!」って思って、3番目と4番目の子には5歳か6歳くらいで一人旅に出させてたわね。メリットしかない!って思って。

キタキタ:ただ、1つに気になったのは子どもたちを1人でどこかに行かせるってのはだいたいの親御さんはやっていると思うんですよ。例えば、僕も小学生2年生?くらいのときにスキー教室とかに合宿で行ってたわけでですし。そういうところに出すのと、本当に1人で行かせるのって何が違うんですかね??

みんみん:やっぱり、お世話されない環境っていうのがいいんじゃないかって思う。だいたい、スキー教室とかって大人がつくったプログラムに沿ってやるじゃない?そういうのって、決まったスケジュールがあって、サポートしてくれる大人がいて、その大人たちが子どもたちに困らないようにサポートしますっていうのが当たり前。もちろん、ステップとしてそういうにはあってもいいんだけど、その次の段階で「自分で動かないと進まない」とか「予定外のことしか起こらない」っていうのがあると子どもたちは成長するのかなって。

キタキタ:なるほど…。そういえば、僕の企画する18きっぷ遠足とかって、その日の宿と終電以外全部予定決まってなくて、そもそも予想するものが一切ないってのがありますね(笑)平気で1日5時間くらい電車乗るんで、子どもから「まだ着かないの?」とかよく言われるんですけど、「ほんとそれ」としか返さない。そして、基本的に子供たちから「これやりたい!」って言われたら断らないので「じゃあ、3分だけ鬼ごっこやろうか!」って言ってギリギリまで遊んでみんなで泣きながら駅に向かってダッシュするとかって全然ある。

だいたい、なんでも困ったら大人が助けてくれるって思ってるからこそ、大人も一緒になって困ってたらもう覚悟決めるしかなくなるって感じで。

それがいいのか、うちの企画に来た子どもたち同士すごく仲良くなりやすいっていう特徴はありますね。

1分の自由時間の中で全力で楽しめるものを探したり、逃したら終わりっていう中でギリギリの勝負をするのがかなり楽しいようで、ある回で一番印象に残ったことを聞いたら7分観光(乗り換え時間7分の間に改札内にある観光スポットをすべて回ってその写真を撮るという遊び)と答えてくれていたくらいに自分でもどうなるかわからないことって楽しいみたいですね。

みんみん:それで遅刻すると(笑)

キタキタ:何回かありましたね(笑)子どもが絶対に必要なものを忘れてしまったり、集合時間にたどり着けなくて先に集まっている子にスマホを持たせて「絶対に電車から降りないように」と言って先に行かせて、後から遅れた子と特急や新幹線で追いかけて先回りして合流するなんて事件もありましたね。もちろん、そのときのタクシー代であったり、特急代はその子供に自腹で払ってもらうので、ちゃんと責任があるというのもポイント。叱る叱られるよりも、無理やり切り抜けていくから一緒にトラブルを乗り越えている感ありますしね。

みんみん:でも、それっていいよね。忘れ物しちゃったら本当にそれが取りにいきたいものなのか、それとも「まあいいや」で済むものかどうかってちゃんと気持ちがわかるっていうか。

人によって「安全」が違う。親の「安全」は遺伝する

みんみん:たぶん、予定にないってのがいいんだと思う。子どもって、基本的に親や大人の分かる世界にしかいられないじゃん?だからそれは安心と安全はあるけど成長はないのよね。でも、予定外のところに成長があって、それを親心が邪魔する。だから、親が関与できないような環境で「これくらいはやってくれるでしょう?」みたいな甘やかしから抜けられるんじゃないかなって。

キタキタ:逆に、僕が子どもたちを見てきた中で思うのは「親が自由な人であればあるほど、子どもがたくましくなる」ってことですよね。

親にとって子どもはやっぱり可愛いものですから、安全なところに置いておきたいっていうのは当たり前だと思うんですよ。でも、その「安全」というのが人によって異なるから、そこはかなり親の影響を受けてきますよね。

例えば、お友達の海外でバックパッカーをやっていた母がいる子は中学生のときにクラファンでお金集めて18きっぷで1人で東北一周をするなんてことをやってたし、名古屋から研究のために毎週夜行バスで東京に行くような友達の小4の息子さんは旅中に罰ゲームで全財産を失うことになった後で、ホテルの持って帰っていいものを片っ端から持って帰ってそれを道中で売り歩きながら最後に駅員さんに4円まけてもらって目的地に辿り着くなんてことやってましたしね。

もちろん、僕自身なにか企画をやるときに子どもたちの安全への配慮をしっかりするのですが、普通の人に比べて旅の経験が多い分、安全の基準がかなり違ってる。別の基準の安全の中で旅をさせるっていうのはめちゃめちゃ面白いと思うんですよね。

思い通りにならないからこそ「何か」が起こる


みんみん:さっきの話で言ったら、普通の親なら「お金足りなくなった!」ってなったら電車代出してあげるんだろうけど、あえてそこを「出さない」っていうのがよかったよね。

お金出してあげて安全に帰って来させることもできるけど、それって何か大事な体験を奪ってしまうことがあるよね。じゃないと、モノを売りながら電車賃を稼ぐなんて体験できなかっただろうしね(笑)

キタキタ:まさに「何かが起こる」ってやつですね。

みんみん:ところで、北くんは旅と旅行の違いってわかる?

キタキタ:「原っぱ」と「遊園地」だと思っています。旅は原っぱ。何もないけど、自分次第でどんな遊び方だってできる。旅行は遊園地。とっても楽しいけど、決まった遊び方しかできないって感じですかね。

みんみん:うんうん。うちの息子が面白いこと言っててね、親とは「旅行」しかできないって。楽しいことだけなのが旅行、楽しいこと以外もあるのが旅。旅行はあらかじめ全部決まってて、絶対に楽しいことがあるんだけど、逆に言えば楽しいことしかない。でも、旅って予想外なことがたくさん起こるからたくさんの成長がある。特に下の息子は小3のときに1人で北海道に1ヶ月旅をしてて、そこで人生が変わったって言ってたわ。

手ぶらでも旅はできちゃう

キタキタ:そういえば、去年一緒に下の息子さんと一緒に仙台まで行ってきましたよね。僕から18きっぷを買うために電車に乗ったらそのまま仙台に連れていかれちゃった回。

みんみん:あのときの話ね!北くんに旅代奢って!って言ったら断られたから、その代わりにいろいろお手伝いとかして片道分の切符代と宿代を奢ってもらったとかって。

あれ、その後の話も面白くて、当然切符受け取りに行くだけだと思って家を出てたから、着替えもないし、財布に全然お金も入ってなかったの。

その後、松島に行きたいから松島まで行ったんだけど、お昼ご飯食べてお金がなくなっちゃって、松島の入場料の100円が払えなかったみたいで。

自販機の前で待ち伏せして「電子マネーで100円払うから100円ください!」っていう手もあったけど、あえて道ゆく人にお願いして100円もらえないかを試してみたかったんだって。結果的に5人目とか6人目くらいでもらえたらしいよ。

で、その話を聞いたあとに道端でそうやって困っている人がいたら100円あげようって思っちゃった。

キタキタ:それ、いいですよね。困ったときにただ絶望するんじゃなくて、なんとかなるって自信がついたり。何よりもなんとかするってチャレンジの機会になったのもいいですよね。

みんみん:だから、今日の話聞いて新幹線の中でお菓子売っている子どもがいたら買ってあげようって思った(笑)

キタキタ:おもしろそうですね!

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編集後記

人生で初めての「旅」は大学2年生のときに東京から日光まで自転車で行って帰ってくるもの。そのときにも、いろいろなトラブルもあり、人に優しくしてもらえたりしたもので、そこに「生きてる」って感覚を見つけることができた。

かわいい子には旅させよ。旅をして、頼れる大人がいないから自分でなんとかするしかないときに、はじめて大人に近づけるのかもしれない。

春の18きっぷ遠足!まだ間に合います!

18きっぷ遠足のお試し版がリリース!
シリーズ初の日帰り企画なので、まずはこちらからお楽しみください!https://note.com/embed/notes/ne74982d51f72

また、4月には四国旅の企画も立ち上がりましたので、こちらも要チェック!https://note.com/embed/notes/nfa90b0b0c66a