着想から二日でリリース。きっかけはご近所の遣唐使船?

ある日、好きなカードゲームyoutuberが「テストプレイなんてしてないよ」というゲームのプレイ動画をあげていた。

「あ、こんなに自由な発想でカードゲームを作っていいのか」

合戦は5分くらいで基本的なルールを作っていたのにもかかわらず、どこか新しいカードゲームを作ることに対してビビりだったことに気づく。

こんな感じの理不尽なゲームを作りたい。久しぶりに歴史カードゲームでも作ってみるか!と考えたところ、ふとこの日のお昼に散歩していたある場所のことを思い出した。

平城宮跡。巨大な草原へ導くのは真っ赤な朱雀門と黄土色の朱雀大路。その近くには遣唐使船があった。

阿倍仲麻呂を特集した映像をたまたまデートで見ていた僕ら。

そのことを思い出して、彼を主人公にしたゲームを作ることにした。

どんなにすごい人が乗っていようが遣唐使船は理不尽に沈む

遣唐使ゲームのコンセプトは「理不尽」

ルールは5回渡航成功カードを引けば良いかなり簡単なものであったけれども、理不尽ゆえに次々と不幸が襲いかかる仕様にした。

けれども、その理不尽に立ち向かう8人の遣唐使たちの効果は、彼らの史実に基づきながらそれぞれ強力なものにした。

阿倍仲麻呂は唐でもっとも出世した外国人であったけれど、結局日本に帰れなかったことから途中でゲームを抜け出せる効果をつけた。

菅原道真は遣唐使を廃止したことから、ゲームを終わらせる効果を。

犬上御田鍬は、初めての遣唐使であり、当時は安全なルートを通れていたことからスタートプレイヤーの権利とコイントスで沈没をなかったことにできる効果を。

鑑真は五回失敗しても不屈の闘志で日本に渡ったことから、5回の不死身効果を。

空海と最澄はそれぞれの弟子と共に唐に渡ったことから、勝ち点2倍の効果を。

吉備真備と玄昉はその後国に帰り、それぞれ独自の考えで日本を発展させたことから、カードを多く引くことができる効果を持たせた。

おおまかなルールの完成後、妻でありパッケージとカードのイラストを描いてくれた(というよりはもともと描いていたものを勝手に利用させてもらった)水流苑まちと共にテストプレイをした。

彼女のアイデアによって、偉人を入れ替えることができる効果と隣のどちらかが沈む「となり沈没」のカードを追加した。

この結果、ゲームはかなり面白いものになったが、少しだけわかりづらいものになった。

第一弾の「合戦」と同様に、夏休みに小学生向けの歴史の授業をやることになっていたので、彼らのために簡単なルールを用意することにした。

それは、国力カウンターの廃止と偉人チェンジの廃止。

この結果、ゲームは「自分の番になったら一枚引くか、一度待って二枚引くか」のどちらかですすむ大変シンプルなゲームになった。

今でも旅行先で子供たちと遊ぶのはこの遣唐使。

動画で流れを見れば誰でもできる、もっともシンプルなゲームになった。

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「やばい!遣唐使船、なんかよくわからんけどめっちゃ沈む!!」
そんな歴史の理不尽の片鱗を、理不尽に飲み込まれまくる偉人たちと通して学んでいけるゲームになっています。
今回はなんと2人プレイもできるようになりました!

ルールはかなりシンプルで、偉人のスキルを活かしながら誰よりも多く遣唐使船の渡航を成功させようというもの。

度重なる理不尽。だけど笑えてしまうそんな楽しいゲームです。

【基本的なゲームの流れ】

①国力をためるか、遣唐使船カードを引くか

②国力をためたら、次に一度に複数枚引ける!

③タイミングを見てプレイヤースキルを  発動させてゲームを有利に進めよう。

④誰かが五回渡航成功するか、誰かが五回沈没すればゲームセット!

時代:飛鳥時代・奈良時代・平安時代

出てくる人:菅原道真、鑑真、吉備真備などなど

プレイ人数:2人〜6人

対象年齢:7歳〜 (小学一年生でも一度ゲームをやってみたらすぐにわかる程度です。)

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