なぜ、カードゲームをつくるようになったのか?

2016年の夏。

「今お前が一緒に何かをやろうとしている人と縁を切るか、塾をやめるかどちらかを選べ」と言われ、3年目になる社会の塾講師をやめることになった。

塾講師を辞めてまでやりたかった自分オリジナルの小学校低学年向け歴史ワークショップを作るときに、遊びながら歴史の人物を学ぶことができないかを考えた。

今まで、歴史人物診断、履歴書からのどんな人なのかシミュレーション、あだ名をつけてみるワークなどいろいろやったけれども、いまいち自分がガチッとはまれるものがなかった。

そこで、自分でも楽しめて、子供も気軽に遊ぶことができるようなコンテンツを作ろうとした。

ふと思い浮かんだのがカードゲーム。当時、人狼が友達の間でブームだったこともあって、それをベースに歴史のカードゲームを作ることに。

着想からゲームのデザインをして、印刷してリリースするまではかなり早かった。ただ、テストプレイをすることは当時一切頭になかった。

そんな状態で作ったのが足利尊氏主役バージョンと源頼朝主役バージョンのカードゲーム。その名も【合戦-策謀区域】。

人狼におけるコミュニケーションを「忠誠」「刺客」といった相手に敵意を持っているか友好の意を持っているかを示すだけにするよう簡略化。

さらに、人狼の言う占い師のように、誰か1人を選んで、その人が敵であるか味方であるかを覗き見することができる「諜報」カードをつくった。

また、「裏切り」のカードでその人の気分によって、敵と味方を変えることができるようにもした。

それだと、自分の軍を変えることができない総大将たちが不遇であるために、彼ら専用に敵のパワーを大幅に減らすことができる「戦い」カードを導入することにした。

ゲームバランスはめちゃくちゃだったが、子供たちに大ヒットした。子供たちからは「これどこで売ってるの!?」としきりに聞かれ、対応に困った。このときには持っていたサンプルを二つ売ることにした。

このときは一度きっかりでしか使わないのに、いろいろなものを作ろうとするクセがあったので、これだけで終わらせるつもりだったが、友人たちにやらせてみてもなかなか面白がってくれた。

彼らのアドバイスによって、ルールを見直し、ゲームにかなりバランスがとれるようになった。

キンコーズでA3の紙に印刷して切り分けてスリーブに入れてプレイしていたところから一転。ついに、カード印刷会社に頼んで正式にカード化することにした。

それくらいにイけそうな気がしたので、第三弾の開発費をゲットする目的もかねてクラウドファンディングを企画….が、いろいろ不安になってしまったがために見送ることに。

それから3年後、再び子供向けの授業のファシリテーターをやる機会があり、たまたま源平がテーマだったので、再びこれを使用することになった。

結果として、こちらも大盛況。ちょうど自分のwebストアを持ち始めていたこともあって、そこで限定5個で売り出してみることに。が、即完売。

遣唐使ゲームが開発されるまでの3ヶ月間、子供と出会う機会があるごとにこれで遊び、子供の心も大人の心もがっつり掴んでくれていた作品になった。

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お互いの正体がわからない中で、味方を探し、敵を討つ。
チームの勝敗を大きく変える「戦い」や「裏切」もあり。
子供だけでなく、大人にも大ハマリの内容になっています。

【ゲームについて】

源頼朝・源氏一般兵✕2で構成される源氏、平清盛・北条政子・平氏一般兵で構成される平氏の2つに別れて、お互いの正体を明かさないままそれぞれの数字を削ったり増やしたりしながら、自軍の勝利を目指すゲームです。

①源頼朝などの配役が書かれたプレイヤーカードを裏向きのまま各プレイヤーに配り、それぞれの配役を決めます。

②プレイヤーカード以外のカードをまとめた山札をシャッフルし、裏向きで置いて、それを一人一枚ずつ初期手札として加えます。

③それから順番に一人ずつカードを一枚引き、交換・カード使用・パスを駆使して、敵プレイヤーの数字を削ったり、味方プレイヤーの数字を増やしたりします。

④最終的に軍の合計数字が大きかった方が勝利します。

⑤自分の数字を減らすことで軍を変えることができる「裏切り」、誰か一人の配役を見ることができる「諜報」、敵総大将のパワーを大幅に減らすことができる「戦いカード」など、ゲーム流れを大きく変えるカードも盛りだくさん!戦略と運と心理作戦が楽しいカードゲームとなっております。

プレイ人数:3人〜6人

対象年齢:7歳〜 
(小学一年生でも一度ゲームをやってみたらすぐにわかる程度です。)

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